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【売れないモノを売る極意】「働き方改革」で蔓延する残念な空気を吹き飛ばす“秘策” (2/2ページ)

 この“休めない問題”を解決する救世主として、今春スタートする「5G商用サービス」を活用した店舗の無人化に期待が集まっていますが、全国に浸透するにはまだ数年かかります。

 この間をどうしのぐかは、まちの商店にとってまさに死活問題。必要なのは“今すぐサポートできる救世主”なのです。

 そこで私はとっておきの救世主を思い出しました。ご存知「ゆるキャラ」です。約10年前「ゆるキャラ」がブームになった背景には、地方自治体がお堅いイメージを払拭して観光客を呼び込む目的がありました。私が元祖「ひこにゃん」をPRしたのも、彦根城につきまとう井伊直弼の暗いイメージを払拭して観光客を呼びたかったからです。つまり「ゆるキャラ」には、暗いイメージを明るく転換するパワーがあるのです。

 だとすれば解決策は簡単です。ブームが去って全国に眠っているたくさんの「ゆるキャラ」を商店に貸し出すのです。そうすれば嫌々レジを打っていた女性に笑顔が戻り、子供たちが集まってくる手前、店主が手持ちぶさたにサボることもなくなるでしょう。これこそハッピーではありませんか!

 国や自治体の皆様、今こそ「ハッピーマンデー制度」と同じように「ゆるキャラ貸し出し制度」をつくりましょう。まちが明るくなること請け合いです。

 ■殿村美樹(とのむら・みき) 株式会社TMオフィス代表取締役。同志社大学大学院ビジネス研究科「地域ブランド戦略」教員。関西大学社会学部「広報論」講師。「うどん県」や「ひこにゃん」など、地方PRを3000件以上成功させた“ブーム仕掛け人”。

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