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【定年後の居場所】「土曜日に小学校の校門前に集合」すると… 同窓会でなく「旧友と笑顔で語る場があるのが一番」 (1/2ページ)

 先日、小学校の学年同窓会を来年やろうということで11人の有志が神戸三宮の居酒屋に集まった。私も幹事の一人として声をかけてもらったので参加した。50年ぶりに会う友人もいて昔のいろいろな思い出話を語り合って楽しい機会になった。60代半ばになって現役の仕事にも一段落が付いたので同窓会を開催しようという話になったのだろう。

 ただ50年以上も経っているので、連絡先を確認して名簿を作り、会場を確保して案内するのは結構大変な作業になることが予想された。

 私はかつて同窓会という形はとらずに、とにかく知っているメンバーでまずは集まってみたことがある。「土曜日の夕方5時に小学校の校門前に集合」とだけ決めて連絡すると、小学6年生の時に同じクラスだった6人が集まった。何人かはSNSでつながっているので知っている2、3人に発信すれば10人を超える人には案内できる。私は最後に現地に到着したが、夕暮れの中に浮かぶシルエットを遠くから見ているだけで大体誰かが分かった。

 面白いことに校門のところでワイワイ話していると、近くに住んでいる同級生の女性がたまたま買い物帰りに私たちに気がついて話に合流した。どこかで聞いたことがある声だと思って近づいてみると、同級生だったというわけだ。同じ地域に住んでいる友人は50年間も彼女と会う機会はなかったのにと、その偶然に驚いていた。

 6人でかつての校区を歩き出した。小学校の前にあったソロバン塾や駄菓子屋の思い出を語りながら、当時のそれぞれの家まで行ってみた。そうすると家の前で犬にほえられたことを思い出すから面白い。当時はお互いの家をよく行き来していた。校庭も各自の家も当時よりもとても小さく見えるのはなぜだろうと話し合ったりした。

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