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【榊淳司 マンション業界の秘密】ピークは昨年…不動産の売却相談会で見えた かなり「弱い」中古市場 (1/2ページ)

 中古マンション市場が見えにくくなっている

 私は2カ月に1回くらいの割合で、不動産の売却相談会というのを行っている。もちろん無料だ。

 土曜日の午後、東京都中央区のとある不動産屋の会議スペースを借りての開催で、事前予約は不要。その代わり、やや待ち時間が発生したりする。

 もう3年以上も続けているが、金額にすると、のべにして10億円分くらいの不動産売却をお手伝いした。

 「これは売るべきだ」という案件は、相談会のスペースを提供してくれている不動産屋に仲介をお願いする。

 そういった売却が最終的に成立すると、その業者が得た手数料の中から私が若干の紹介料をいただくということで「無料」相談会が成り立っている。

 私としては、紹介料をもらうこともありがたいが、世の中にはどんな売却ニーズがあるのかを、知ることにも大きな意味がある。どんな人がどんな物件を売るために悩んでいるのか、ということを取材できるのである。

 実際のところ、相談に来られた方の中で、売却のお手伝いにまで発展するのは5件に1件あるかないかだ。1回の相談会で、多くて5組くらいとお話をするのだが、その多くは「そんなに売却を急がなくてもいいのではないですか」とか、「これは賃貸運用をなさった方が有利ですよ」。あるいは「この物件は地元で活動する元気な仲介業者さんをお探しになった方がスムーズに売却できますよ」という結論になる。

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