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旅館・ホテル悲鳴…大手旅行サイトが『最安値圧力』のウラ 価格競争には不満も「なければ困る」ジレンマ (1/2ページ)

 10連休を前に旅行予約サイトを利用している人も少なくないはずだ。「最安値」の表記は魅力だが、ホテルや旅館に宿泊料金を最も安くするよう不当に拘束したなどの疑いで、公正取引委員会が立ち入り検査したとあっては話は別だ。ホテルや旅館の事業者からは「サイトの言いなり」という嘆きの声も。予約サイトが事業者より強い立場となっている背景に、業界の構造的な問題があるという。

 公取委が立ち入り検査を行ったのは、大手旅行予約サイトの「楽天トラベル」「ブッキング・ドットコム」「エクスペディア」の関連会社。宿泊業者に対して、自社サイトでの予約を最安値になるよう不当な拘束をした疑いや、予約可能な部屋を多く割り当てさせたなどの疑いがあるという。

 こうした状況を放っておけば、大手による寡占化にもつながりかねないが、旅行予約サイトに頼らざるを得ない事業者も少なくないようだ。

 温泉街として知られる神奈川・箱根のある旅館は「サイトでは安さばかりが目立ち、サービスよりも価格競争になってしまっている状況には非常に不満だ。ただ売り上げは8割が旅行サイト経由なので、なければ困る」と頭を悩ませる。

 また、別の事業者は「最安値」など低価格を約束させられる弊害として、「食事やサービスの質を落としたという話もよく聞く」と吐露する。

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