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【サラリーマンサバイバル術】振替休日あるが休日出勤の賃金に上乗せなし…違法では? (1/2ページ)

 【Q】会社では土日の出勤が時々発生します。別の平日に代わりの休日が与えられますが、休日出勤時の賃金に上乗せはありません。これは違法ではないのでしょうか?(20代女性、メーカー)

 【A】「振替休日」と「代休」は法律上の扱いが異なりますので注意が必要です。相談者のケースは振替休日のことかと思われますが、まず就業規則をみて、振替休日の規定があるか確認してみてください。

 会社が休日の振替を行うには、(1)就業規則などに業務の都合で休日の振替を行う旨の定めがあり(2)あらかじめ振替によって休日となる日を特定していること-が必要です。この場合でも、1週1回又は4週4日の休日(法定休日)を確保しなければなりません(労基法第35条)。

 そのうえで、休日振替は、就業規則などに定められている所定休日を、あらかじめ他の所定労働日に振り替えること(休日の変更)であり、変更された労働日に労働しても休日労働ではないので、割増賃金の問題は生じません。

 ただし、振替が他の週との間で行われ、その週の法定労働時間を超える場合には、その超えた時間は時間外労働となりますので、「36協定(時間外・休日労働に関する協定)」の締結と、割増賃金の支払いを要します。振替が同一週内で行われれば、時間外労働の問題は生じません。

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