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「現金お断りの店」は、その後どうなったのか? ロイヤルHDの実験 (1/5ページ)

 レストランに入って「ハンバーグ定食を食べたいなあ」と思ったら、どうしたらいいのか。店員さんにメニューを伝える。しばらくすると、目の前に注文した料理が運ばれて、味を楽しむ。店を出る前に会計を済ませて、終わり--。

 「いきなり、なんだよ。当たり前のことをつらつらと書きやがって」と感じられたかもしれないが、飲食店のこれまでの常識をくつがえすかもしれない店舗が登場した。「現金お断り」だ。

 ファミレスチェーン「ロイヤルホスト」を運営するロイヤルホールディングス(HD)は2017年11月、現金お断りの店「GATHERING TABLE PANTRY(ギャザリング テーブル パントリー)」をオープンした。看板には大きく「CASHLESS」と書かれているだけあって、店内での決済手段はたくさんそろえている。主要なクレジットカードや電子マネーのほかに、QRコード決済にも対応している。

 テーブルに座ると、メニューを閲覧できる「iPad」が置かれている。タブレット端末を使って注文することができるので、店員に声をかける必要はない。会計の際もテーブルに座ったまま操作すれば、おしまいである。店員を呼ぶときも端末から行えるので、この店で「あの~、すみません」という言葉は不要なのだ。

 現金お断りの店はオープンして1年がたったわけだが、現場ではどんなことが起きているのだろうか。「なぬ? 現金が使えないだと。払えないじゃないか!」といった苦情はないのか。また、現金を扱わないことで、スタッフの業務にどのような変化が出ているのか。ロイヤルHDで常務取締役を務める野々村彰人さんに話を聞いた。聞き手は、ITmedia ビジネスオンラインの土肥義則。

ITmedia ビジネスオンライン

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