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【オトナの社会科見学】テーマは“本との新たな出会い” 3万冊収納で1日中読書に浸れる 「文喫 六本木」

 出版流通の日本出版販売(日販)が、本との新たな出合いをテーマにした書店「文喫(ぶんきつ) 六本木」を11日、オープンした。

 かつて東京・六本木は駅前交差点角に誠志堂、警察そばに青山ブックセンター(ABC)があり、その先のWAVEはアート系書籍を扱ったが全て閉店。「文喫 六本木」はABC跡地に開店した。

 筆者も通いなれた場所だが店内は様変わり。書店としては例がなく入場料1500円(税別)が必要だが、約3万冊収納の店内で1日中本に浸れる。コーヒーとせん茶はおかわり自由。電源もある閲覧室は一席ごとに手元照明も備わる。

 入り口そばの雑誌棚は無料で見られる。図書館のような棚に、デザインや建築、料理など専門誌を中心に表紙が並ぶ。普通、棚の奥のラックはバックナンバーを保存するが、ここではその雑誌分野の最新号特集にリンクする雑誌、書籍を収納。「料理通信」最新号はイタリア料理特集だがラックをのぞくと「イタリア料理用語辞典」、読書論を特集する文芸誌「すばる」の奥には丸谷才一の「快楽としての読書」が入っていたりする。

 そろうのは新刊のみでない。音楽書棚を眺めていたら、かつて買いそびれたムッシュかまやつの自伝が見つかり、思わず手が伸びた。(矢吹博志)

 ■「文喫 六本木」(東京都港区六本木6の1の20六本木電気ビル1階、03・6438・9120)9~23時(ラストオーダー22時30分)。不定休

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