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【榊淳司 マンション業界の秘密】10人中9人が悪徳!? 不動産業界の実態 (1/2ページ)

 私は外国で暮らした経験はないが、アメリカにおける不動産業者の地位は、日本のそれとは比べものにならないくらい敬意を持たれているらしい。何といっても不動産業界の出身である人物を、大統領に当選させてしまうくらいだから。

 日本ではちょっと考えられないことではないか。この国では「あの人は不動産屋だから」という言い方には、幾分さげすみの成分が含まれている。「どうせ素人を言いくるめて金を稼いで…」という意味合いが混じるのだ。

 先日、在京のテレビ局に呼ばれて、生放送の情報番組でコメンテーターを務めた。取り上げられたテーマの1つが「悪徳不動産屋にだまされない方法」。いかにも私が呼ばれそうなテーマだ。

 そこで「世の中の不動産屋の10人に9人は悪い奴だと思って身構えてください」とコメントすると、スタジオ内がどよめいた。

 「榊さん、それは本当ですか」

 私は答えた。

 「まぁ、そういうお気持ちで不動産屋さんと接した方がいい、ということです。実際には10人に8人でしょうかね」

 そう言うと「8人ですか!」となって、今度は笑いが広がった。

 この放送を懇意にしている不動産仲介業者が見ていたらしい。「見ましたよ」とメールをくれたので、私はやや恐縮して「不動産屋の悪口を言うのは私の芸の1つなのでご容赦を」と返信した。

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