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【日本の元気 山根一眞】「電話をかける」で透けて見える人間関係 (1/2ページ)

 この日替わりのコラム欄の月曜日は作家の村松友視さんの「老人のライセンス」だが、10月22日発行の『「電話をかける」のしたたかな命脈』にはいささか惹かれてしまった。日常、当たり前のように使っている言葉でも、「語源や由来」はわからないことが多いが、「電話をかける」はまさにそれかな、と。

 村松さんは、かつては柱にとりつけてあった電話機の「受話器を外す」や、「指でダイヤルを回す」動作が「かける」のイメージと重なってくると記し、プッシュホンになっても「電話を押す」ではなく「電話をかける」だし、ケイタイになっても「かける」が「したたかに脈々と息づいているのであります」と結んでいた。では、そもそも電話の場合の「かける」はどんな漢字を使うのだろう。

 私は辞書・字典の類が大好きで、仕事場にも自宅にも山と並べている。百科事典だけでも江戸時代刊や120年前のドイツのも含め十数セットはある。だが、まずは日本最大の知的検索サイト「ジャパンナレッジ」(小学館系のネットアドバンス社)を利用するのが常だ。約1500冊の辞書・事典、書籍(総額550万円)で、知りたい用語の「調べもの」が横断検索できるからだ。

 知りたいことはネット検索する時代だが、出所不明や間違い、ウソも多い。だが、出版された辞書・事典は執筆者が明らかなので信頼性が高い。まずは、きちんとした辞書・事典で調べることが大事だ。

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