記事詳細

【経済快説】巨人・高橋、阪神・金本両監督に見る「雇われマネジャーの悲哀」 (1/2ページ)

 プロ野球読売巨人軍の高橋由伸監督、阪神タイガースの金本知憲監督が今季限りでの監督辞任を発表した。共に理由は成績不振だ。期待されて監督になったが、共に3シーズンで事実上クビになった。

 彼らを見ていると、「雇われマネジャーの悲哀」を感じる。筆者のイメージしやすい世界でいうと、外資系金融の東京支店長あるいは日本法人社長になった日本人のような感じだ。支店長や支社長というと、世間的にはひとかどの立身出世に見えるが、その実は、プロ野球の監督並みかそれ以下の「使い捨ての駒」であることが少なくない。また、サラリーマンの処世としても、「支店長」のようなマネジャーのポジションを引き受けるべきか否かは、考えどころなのだ。

 プレーヤー時代の高橋氏、金本氏は、ビジネスマンでいうと、前者が生え抜きのエリート、後者は転職の成功者とタイプが違う。外資系金融では金本氏タイプが多いかもしれないが、「この会社一筋」で偉くなった高橋氏タイプもいる。

 両監督共に、コーチ、二軍監督などを経ずに一軍の監督に就任した。金融の世界で言うと、実績を挙げたトレーダーが、マネジメントの経験を積まずにいきなり支店長になったようなものだ。

 両氏共に、コーチや二軍監督など指導者の経験を積んでから監督に就任すべきではなかったか。特に高橋氏は、現役選手としてまだまだやれたし、巨人としても次代の監督候補としてコーチ経験を積ませてゆっくり大切に育てるべきだった。

関連ニュース