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【ぴいぷる】人呼んで「ビール博士」端田晶氏 “枝豆は朝採れより夕採れがおいしい” (1/3ページ)

 ■広報部に配属され勉強の必要痛感

 人呼んで「ビール博士」。理化学系の専門家とは異なり、この人、雑学あれこれを収集しては研究、これまで8冊もの著書にまとめてきた。“博士”とは、多彩な知識の持ち主ゆえに与えられた称号でもある。

 「25年ほど前、(サッポロビールの)広報部に配属になったのですが、商品や業界情報ではない、えっと思うような質問を浴びせられ、これはもっと勉強しないといけないなと痛感したんです。その後、広報部長兼務で恵比寿麦酒記念館(現ヱビスビール記念館)の館長を務めたのですが、広報の仕事に追いまくられて、記念館に顔を出すことはまれ。そんなありさまだから、職員の女性たちは『誰あの人?』みたいな顔つきで僕を見るんです。これはいかん、と本でも書いて館長らしい顔をしたいな、と」

 で、書き下ろした処女作が2006年の「小心者の大ジョッキ」。「へー」とうならせるうんちくに、サラリーマンの哀歓を織り込み評判は上々。翌々年には「もっと美味しくビールが飲みたい! 酒と酒場の耳学問」を上梓。以来、1~2年おきに著書を出している。

 その雑学をちょっと披露すると、ビールと言えば、とりあえず枝豆。いつから糟糠の妻のようになったのか。

 「明治、大正期、ビールは高級酒で、つまみもそれに応じて高いものが多かった。で、『婦人画報』の『夏のおつまみ特集』などで枝豆が顔を出すようになるのは、昭和に入ってから。庶民生活を映す『サザエさん』で、急なお客さんにつまみとして枝豆が出されるシーンが現れるのは、高度成長期に入った昭和30年代後半からです」

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