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【新・兜町INSIDE】再生エネルギーファンド好発進 機関投資家マネー流入

 独立系運用会社のスパークス・グループの再生可能エネルギーファンドが出資を締め切った。出資額は470億円と、この種のファンドとしてはかなり多額の資金を集めた。超低金利で運用に困る機関投資家の資金が流入してきたとみられる。

 スパークスは昨年11月、太陽光発電など再生可能エネルギー施設に出資する私募ファンドの運用を開始し、運用開始後も出資を募っていた。開発リスクを避けるため、現役稼働中の発電施設に絞って投資し、運用スタート早々に分配金を出す商品設計とした。

 スパークスは今後、追加の物件取得を進めて運用対象とする事業資産の規模を1500億円程度に拡大していく方針。機関投資家の間では、ESG(環境、社会、企業統治)をキーワードに投資先を吟味する動きが広がっているが、魅力的な投資先が少ないのが実情だ。このため、再生可能エネルギー施設への投資はESG投資の積極化したい機関投資家の資金の受け皿になりそうだ。他社の参入も予想され、発電などインフラ施設への投資が活発化しそうだ。

 【2018年7月27日発行紙面から】