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【オトナの社会科見学】文豪・森鴎外が歩く動画に驚き! 「文京区立森鴎外記念館」

 文豪、森鴎外が長く過ごした東京・千駄木の旧居「観潮楼」の跡地に建つ「文京区立森鴎外記念館」。現代的なたたずまいで、おしゃれなカフェも併設する。

 鴎外に関する資料が集まるが、彼の動画が見られるのには驚く。1921年で当時59歳。皇太子(後の昭和天皇)のお出迎えに赴き、横浜の駅付近を早脚で歩く様子だ。

 出張先から娘で、後に作家となる茉莉に宛てて「試験ガ予定ドホリニユカヌニハ困リマスネ」と伝える書簡からは、教育熱心な家庭人の姿を想像させる。

 現在、コレクション展「東京・文学・ひとめぐり~鴎外と山手線一周の旅」(9月30日まで)を開催中。夏目漱石や幸田露伴なども描いた沿線風景、地方出身の主人公が鴎外考案の「東京方眼図」を手に街を巡り、新橋、日暮里などの地名が登場する小説「青年」、椿山荘で開かれた山縣有朋80歳の宴に贈った漢詩の自筆原稿など、貴重な資料を展示している。

 8月25日には元NHKのフリーアナウンサー、加賀美幸子による「高瀬舟」朗読会(有料、事前申込み制で8月4日締め切り)も予定。=敬称略(矢吹博志)

 ■「文京区立森鴎外記念館」(東京都文京区千駄木1の23の4、(電)03・3824・5511)一般300円、中学生以下無料 10~18時(最終入館17時30分、カフェは10時30分~17時30分) 休館日は毎月第4火曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始、展示替え期間など

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