記事詳細

【オトナの社会科見学】まんが&サブカルチャーの専門図書館 「米沢嘉博記念図書館」

 明治大学が2009年に設立した「米沢嘉博記念図書館」は、まんがとサブカルチャーの専門図書館だ。同大学出身で著名な漫画評論家、米沢嘉博が残した14万冊以上の蔵書をもとにする。

 閲覧室開架書架には、石森章太郎の「マンガ家入門」や手塚治虫の「ぼくはマンガ家」などが並ぶ。筆者は少年時代、絵が不得意だったのに漫画家に憧れ、それらをむさぼり読んだ。前著の奥付には「1967年15版」とあり、筆者と同じような少年がいかに多かったかが知れる。

 「少年マガジン」も、怪奇色の強かった「墓場の鬼太郎」が載る号(67年6月18日号)と、アニメになり巻頭カラー特集に「妖怪トランプ」もつく「ゲゲゲの鬼太郎」(68年11月10日号)掲載号などを読み比べできる。

 1階の展示室では、9月30日まで「米沢嘉博の『戦後怪奇マンガ史』展」(無料)を開催中。戦後の怪奇マンガを紹介する展示で、60年代後半に、近所のお姉ちゃんがいる家でとっていた「少女フレンド」や「マーガレット」で読み震えあがった、楳図かずおや古賀新一の作品も展示する。

 8月4日にはトークイベント「日野日出志『原色の地獄』」(有料)を開催予定。=敬称略(矢吹博志)

 ■「米沢嘉博記念図書館」(東京都千代田区神田猿楽町1の7の1、(電)03・3296・4554)平日(月、金曜日)14~20時・土、日曜日・祝日12~18時 2階閲覧室の利用は1日300円、1階展示室は無料 火~木曜日、年末年始、特別整理期間は休館

関連ニュース