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【経済快説】不評の「おっさん」どう扱うべきか… 若者よ、早く競り落とせ! おっさんも負けるな! (1/2ページ)

 「意識の高い」読者が多いことで知られるネットのニュースメディア「NewsPicks」が、「さよなら『おっさん』社会」と題する特集を組み話題になっている。

 近ごろ、「おっさん」は不評だ。反則を指示したアメフトの監督も「おっさん」だし、記者へのセクハラで辞任した事務次官も「おっさん」だった。有名人以外にも、各種のハラスメントを働いたり、不祥事を起こしたり、「おっさん」が日本を悪くしているとの声もある。

 「おっさん」の定義は案外曖昧だ。「若くない男性」を指すことは明確だが、中年以降の男性のすべてが非難の対象になる「おっさん」だというわけでもない。どうやら、企業などの組織や社会の中で意思決定を左右するような「影響力」を持ち、同時に「経済力」も持っている中高年男性が「おっさん」として問題になるようだ。

 現実には、20代の社員から見ると30代の先輩も十分「おっさん」だし、企業や官庁などの組織では40代から70代までの幅広い層が「おっさん」として機能する。

 わが国の年功序列的なシステムの下で「おっさん」は、相対的に高い地位と大きな経済力を持ちやすい。従って、非難の対象になったときに、「もともと有利なのだから、おっさんは、身を慎むべきだ」と思われるので、同情されにくい。若者や女性はもともと「おっさん」のミスに厳しいが、この傾向は強まっている。

 それでは、「おっさん」が身を引いて、若者に権力や経済力を譲るのがいいのかというと、話はそう単純ではない。

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