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【住まいの処方銭】クラウドファウンディングで空き家の改修費や資金提供を募る「参加型」の仕組み (1/2ページ)

★増える空き家活用(5)

 空き家活用といえば、再生という「ハード面」が主流だが、空き家という箱をきっかけに、人と人とをつなぐ「ソフト面」を充実させようとする動きも現れている。

 不動産・建設設計プロデュースのエンジョイワークス(神奈川県鎌倉市)は、空き家を提供したい人と、使いたい人をつなぐインターネットサイト「ハロー!RENOVATION」(リノベーション)を運営する。

 特徴は、空き家マッチングだけでなく、改修や資金提供(クラウドファウンディング)する人を募る「参加型」の仕組みがあることだ。

 昨年2月から運営を開始し、先月下旬時点でのサイト上の物件は39件。同社の浜口智明さんは「空き家の持ち主と、事業を計画している方とをつなぐため、空き家で地域貢献したい思いのある方や、空き家の用途転用にこだわらない方向きです」と話す。

 同社は今月から、神奈川県葉山町にある築50年以上の蔵を借り、1日1組限定の宿泊施設に転用するプロジェクトをスタートさせた。

 蔵のオーナーは、敷地内にあった店舗を15年以上前に取り壊し、蔵だけを残した。4年ほど店舗利用者に貸していたが、閉店。1年半、空いたままだった。蔵は町に溶け込んでおり、オーナーは次の活用を模索していたという。

 同社は、敷地の植栽やインテリアなどを話し合うイベントをすでに6回開催。9日には共に蔵を改修するDIYイベントも開く。参加者のうち、約3分の1が地元住民だ。

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