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【新・兜町INSIDE】市場で警戒される「1月効果」とは? 今年は円高予想

 4月から5月末までの為替相場は平均で1ドル=108円70銭ほどになった。今期は想定為替レートを1ドル=105~110円とする企業が多い。為替が現在の水準で推移すると、業績上振れを見込める105円想定銘柄が買われ、会社計画未達のリスクのある110円想定銘柄が売られる流れになりそうだ。

 105円銘柄はソニー、京セラ、トヨタなど。今の為替レートでも計画水準を超える利益が期待できる。一方、110円銘柄は東レ、神戸製鋼所など。日本電産は余裕の1ドル=100円想定。ユーロは125円想定とイタリア問題による円高ユーロ安にも動じない水準だ。

 輸出企業の業績が為替に振り回されるのは避けられないが、市場で警戒されている「1月効果」では、今年は円高が予想される。1月効果とは、年初から1月末にかけて円高なら、その年は円高。年初比で1月末が円安なら年間ベースで円安になるというもの。為替自由化以来の的中率は31勝13敗と、勝率は7割を超え、今年1月は円高が進んだ。

 【2018年6月6日発行紙面から】

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