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【榊淳司 マンション業界の秘密】安易な自宅買い換えに潜む危険 東京の都心エリアは局地バブル…2年先は? (1/2ページ)

 最近、私のところに売却相談に来られる方が多くなった。その理由は、自宅がいかにも高く売れそうだからだ。

 東京の都心エリアは局地バブルと言っていい。関西圏でも京都市内や大阪市内の一部地域はバブル的なマンション価格の高騰がみられる。

 ■局地的バブルも

 そして今は、中古の価格がネット上である程度まで調べることができるようになった。自分が所有しているマンションがいくらで売れるのかを、不動産屋に聞かなくても推定できるのだ。

 それで、自分が新築や中古で購入した価格よりも高く売れそうだと分かると、売りたくなってしまう。私のところに「売ってもいいでしょうか?」という相談にやってくるのだ。

 答えのパターンは決まっている。まず、売ろうとするマンションが自宅以外ならイエス。今よりも上がりそうにないのなら、どんどん売るべきだろう。実際、私の知る富裕層たちはここ2年くらい売り一色。買っている人はいない。

 ただし、そのマンションが自宅の場合はイエスとは言えない。なぜなら、住むところがなくなるからだ。

 相談者さんたちはたいがい売却益を次の購入に回すことを考えている。今の自宅でもうかったのだから、次もまたもうかるマンションを買えばいい、という発想。分からないではないが、それは安易である。

 今は市場がバブル化しているから高く売れる。逆に、今買うのなら高く買わなければいけない。買い替えたマンションは、やがて来るバブル崩壊と資産価値の下落によって、買値では売れなくなる。

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