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【定年後 難民にならない生き方】高齢者「ゴミ出し支援」の実態 48自治体で利用可能 (1/2ページ)

 年をとるにつれて、早朝のゴミ出しや粗大ゴミの処分がおっくうになる。処分を決めたはずのガラクタが気づけば何年も部屋の片隅に放置されていたという経験談は尽きない。中高年期でもすでにわずらわしいゴミ出し。高齢期にさしかかると、なおさら負担は増していく。ただし、老親はそう簡単に「ゴミ出しが難しくなっている」というSOSは口にしないという問題もある。

 わが家の場合、親が「ゴミ出し困難世帯」に該当するのではないかと気づいたきっかけは、台所に山と積まれたプリンと納豆、乳酸菌飲料の空き容器だった。義母いわく「次の回収日に捨てるために洗って干してある」という。義父も「そのうち自分たちでやるから大丈夫。捨てる曜日も覚えてる」と回収日をそらんじる。

 たしかにゴミ出しルールは合っているが、たまった状態を見る限り、明らかに捨てそびれている。

 車で自宅にゴミを持ち帰り、捨てたこともあるが、二度三度と続くと心が折れる。親にとってはプリンや納豆、乳酸菌飲料は毎日とるもの。結果、捨てても捨てても、着々と増えていく。それ以外のゴミも当然ある。ちょうど介護保険サービスの導入時期だったこともあり、ケアマネージャーに相談し、自治体のゴミ出し支援を利用することになった。

 朝日新聞が74自治体(道府県庁所在市、政令指定市、東京23区)を対象に実施した調査によると、東京23区や横浜市、名古屋市、大阪市など48自治体が支援を実施していた。

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