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【最強!!バフェット流投資術】伊藤忠商事が強力に支援「東京センチュリー」 中国ビジネスに要注意

 銀行や証券以外の金融業として注目しているのがリース業である。「もの」という実体と「マネー」という空虚なものが、リース物件を介して結びついているのが強みだといえる。

 東京センチュリー(8439)は、2009年に、東京リースとセンチュリー・リーシングシステムが合併し誕生した。

 歴史的経緯から、みずほ(旧第一勧業銀行)系リースとされるが、11年に伊藤忠商事が持ち株比率を引き上げ、株式25%を保有するなど、実際には伊藤忠色が強い企業である。

 リース会社はたくさんあるが、金融ビジネスで鋭いセンスを持つ伊藤忠が強力に支援している企業だというのが、同社に注目する理由だ。

 もともと総合商社は、貿易や仲介に関わる金融分野のノウハウの積み上げがあるが、イー・ギャランティ(8771)などの優良金融関連会社を持つ伊藤忠の手腕は大いに期待できる。

 情報通信機器の取り扱い(パソコンやサーバー等)に強みを持ち、シェアは業界1位。オートリース分野では、グループで40万台以上を管理しており、業界3位となっている。

 海外戦略にも抜かりが無い。タタ・グループとジョイントし、インドでリース事業を展開。インドネシアに現地法人を設立する(伊藤忠との合弁)など、積極的な海外展開を進めている。海外拠点は9カ国(19拠点)にのぼる。

 14年には米大手航空機リース業CITグループとの合弁事業開始を決定した。15年には米大手リース会社CSIリーシングの35%の株式を取得、持ち分法適用関連会社になった。

 15年に台湾現地法人の100%子会社として、中国にオートリース会社を設立している。大株主の伊藤忠を含めて、中国ビジネスには要注意だといえる。(国際投資アナリスト・大原浩)=敬称略

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