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【こんな時代のヒット力】「生風味」でブランド確立、うま味強化で市場牽引 エスビー食品「まぜるだけのスパゲッティソース」 (1/2ページ)

 エスビー食品(東京都中央区)の「まぜるだけのスパゲッティソース」シリーズが、ゆでたパスタにまぜるだけの手軽さで人気だ。人気を支えるのは「まぜるだけのスパゲッティソース生風味たらこ」と同「からし明太子」。前身となる「和風スパゲッティソース」の発売(1987年)以来、累計販売個数は2億5000万個を超えている。

 当時、同社は本わさびを使用したチューブ入りわさびなどの「本生シリーズ」をヒットさせていた。素材本来の風味、おいしさを追求する「本生」のコンセプトを、次は需要が伸びていた家庭用パスタソースにも展開しようという狙いだった。

 まず、ドライタイプのゆでたスパゲッティにまぜる商品を開発。そして他社との差別化を図るため、「たらこ」「明太子」のフレーバーでより生の風味、素材感を目指した。

 しかし、同社が魚卵を扱うのは初めて。得意とする香辛料のようにはいかない。苦労の末、88年に「和風スパゲッティソース生風味たらこ」が誕生する。「明太子」「きのこ」をそろえて全3品でスタートした。

 以後、13回のリフレッシュを行い、「生風味」ブランドを確立。30年のロングセラーとなった。リフレッシュ時には味わいのほか、たらこの“つぶ感”も大切にし、「粒の大きさ、粒の量を確認している」とマーケティング企画室商品企画ユニット、眞榮城(まえき)有里氏は言う。

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