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【トップ直撃】目指すは100年超企業 創業60周年、都市のランドマーク衰えぬ人気 東京タワー・前田伸社長 (1/3ページ)

★東京タワー(日本電波塔)前田伸社長(55) 

 営業開始から今年で60周年。赤白に彩られたシルエットの東京タワーは、内外から220万人以上の観光客を集める人気スポットだ。3月から塔内をモデルチェンジし、「トップデッキツアー」を開始するなど、運営する日本電波塔は100年企業に向けて再スタートを切った。創業者の子息、前田伸社長の意気込みは-。(清丸惠三郎)

 --60周年を機に従来の特別展望台を大幅にリニューアルしました

 「今年12月23日で60周年ですが、それに先立ち3月3日に高さ250メートルの特別展望台を『トップデッキ』、150メートルの大展望台を『メインデッキ』と名称変更しました。同時に単純に高所から展望してもらうだけではなく、東京という街と東京タワーの過去、現在、未来に触れられる体験型展望ツアー『トップデッキツアー』をスタートさせました」

 --そのトップデッキツアーの反応は

 「順調です。従来、待ち時間があって団体旅行には不向きでしたが、今回は個人が60日前、団体が90日前からの専用ウェブサイトでの予約制にしました。もっとも依然として当日、窓口で買われる方が多いのですが」

 --年間、どれくらいの来場者を見込んでいますか

 「初年度46万人、東京オリンピック・パラリンピックが開かれる2020年に50万人を想定しています。実は特別展望台の時代は年間60万人でしたが、今後は限られたお客さまに内容の濃いデッキツアーを提供したいと考え、この数字に。ちなみにここ数年、メインデッキは220から230万人の来塔者です」

 --ツアーの具体的内容は

 「メインデッキに新設した『トップデッキゲート』に来ていただき、これまでの東京を紹介する『タワーギャラリー』と、参加者のみが見学できる『シークレットライブラリー』を巡ってもらいます。その後、専用エレベーターの搭乗口『プラットフォーム』でしばらくくつろいでいただき、二方をガラス張りにした『トップデッキエレベーター』で、大都市東京の迫力ある景観を眺めながら一挙に250メートルまで登ります」

 --東京スカイツリーができても東京タワーには根強い人気があります

 「お陰さまで。パリのエッフェル塔、私どものタワーもそうですが、20世紀半ばまでに建てられた塔は非常に安定したきれいなシルエットが特徴。新興国の方が世界中を旅行されるようになり、都市のランドマークである展望台人気が高まっていますが、東京タワー人気が衰えないのもそうしたことがあるからではないかと思います」

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