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【銀行再編大異変】当局に忖度する金融機関、民間は官の言いなりの構図 (1/2ページ)

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 政官業(政界、官界、財界)のトライアングルは、ジャンケンに似ているとも言われる。政治家はビジネスマンに頭が上がらず、役人は政治家に弱く、そして民間企業は役所に逆らえない。

 一連の銀行再編をめぐる動きをみても、統合を加速させたり、逆に差し止めたりするなど、当局の意向と切っても切り離せないのが実情だ。

 実務面でも、金融機関が当局に忖度(そんたく)するような例があった。私の親しい友人が、ある大手地銀から通知をもらったと言う。そこには「カードローン利用停止のお知らせ」とあった。わずかな借り入れしかないのに何だと思って封を切った友人は以下の文言を見つけた。「現在ご利用のカードローンは、お取引規定にもとづき、現在ご利用になれなくなりました」

 友人は早速、この銀行のローンプラザに連絡した。「詳しい事情についてはお知らせできません」とか「総合的に判断して、お使いになれない」といったやりとりの末、しぶしぶ電話口に出た上司に友人はこう聞いた。「何が問題ですか。心当たりは総量規制くらいだけれど」。これへの答えがふるっていた。

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