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【ネット騒然銘柄】赤字脱却「セルシード」が暴騰 濡れ手に粟…浮かれたコメントも

 先日、ある席で女性の知人が「いつも怖い人がちょっと優しい顔を見せるとグッとくる」と話していた。普段からのギャップが大きいと強く印象に残るものだ。

 再生医療を手掛けるバイオベンチャーのセルシード(7776)。先月14日、2017年12月期決算で創業以来の赤字から脱却して黒字に浮上する見通しを発表。このギャップと後日公表された中期経営計画を材料に、株価は400円台半ばから1300円台まで暴騰している。ネット上では「おかげで働かなくていいわ」「2台目の車買おうかな」など、濡れ手に粟状態の浮かれたコメントが多く目に入る。安易なギャップで惚れてしまって結局は痛い目を見る、昭和のドラマのような展開にならないことを祈ろう。

 6日の当欄で「VRライブを材料に暴騰」と取り上げたイグニス(3689)。株価は早くも息切れしており、さんざん同株を称賛していたネットトレーダーも今度は一転「持ち越してるやつざまぁ笑」「クソ株だわ」といった罵詈雑言(ばりぞうごん)を掲示板にぶつけている。人の心と材料株の株価は移ろいやすいものだ。(新井奈央)

 【2018年3月8日発行紙面から】

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