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【榊淳司 マンション業界の秘密】重要事項説明が本当に「重要」なワケ 最後の方に出てくる告知事項等に注目 (1/2ページ)

 例年3月は新築、中古マンションともに最も需要が強くなる。当然、多くの物件が売買される。ここでは新築や中古マンションの購入契約において、最も注意すべき点を示してみたい。

 まず、売買契約を結ぶ前に、必ず重要事項説明というのがある。これは、そのマンションについての本当に重要な事柄を説明してくれる大事な儀式。宅建業法で定められているので業者も手を抜かない。違反すれば重い罰則がある。

 重要事項説明は書類を用意した上で、宅地建物取引士の資格を有する者が、すべてを読み上げることになっている。だから儀式なのだ。

 疑問点は業者に

 重要事項説明が終わると、「確かに説明を受けました」という証しとして署名と捺印(なついん)が求められる。この次が、いよいよ売買契約書への署名と捺印。そのほか、数種類の書面への署名と捺印がある。

 物理的に、その場で大量の書面をすべて読んで理解、納得などできるわけがない。安全確実を期すならば、それらの書類は重要事項説明・契約の数日前までにメールで送ってくれるように業者へ依頼した方がいい。そしてじっくり読み込み、疑問点があればすべて業者に投げ返しておくべきだろう。

 新築の場合は決まったフォーマットなので販売業者も嫌がらずに書類を送ってくれる。しかし、中古の場合は「当日の朝にならないとできませんから」といった理由を付けて、その場でしかチェックできない状況を作りだされることも多い。

 そういうケースでは、「じゃあ当日は隅から隅までじっくりチェックして、納得できないところがあれば契約しませんから」くらいのことを言う。高額な買い物なのだから、それくらいは慎重になっていい。

 自分でチェックできる自信がないのなら、サポート業者や弁護士に依頼する。そこで数万円の費用を惜しむべきではない。

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