記事詳細

【榊淳司 マンション業界の秘密】狙われるマンションの管理費&修繕積立金 管理組合の深い闇、「議長一任」は危険 (1/2ページ)

 最近、取材もかねてだが、マンション管理に何らかの形で携わる人と話す機会が多い。さまざまな話を聞けば聞くほど、マンション管理の深い闇を感じる。

 多くの人は自分が購入した物件の管理について、半ばひとごとと考えている。それで大過ない場合もあるが、傷口が広がり続けている可能性もある。

 分かりやすく言うと、マンションの管理は政治である。

 購入すると、区分所有者になり、管理組合の一員となる。これは区分所有法で定められているので、「管理組合には入らない」といった選択肢はない。区分所有者は自動的に管理組合の構成員になる。

 区分所有者は、自分のマンションの管理に関わる費用を負担しなければならない。名目としては管理費とか修繕積立金。いわば税金のようなものだ。

 日本人は自分が払った税金がどのように使われているかについて、欧米の民主主義先進国の人々よりも関心が低いのではないかと思われる。使われ方に目を光らせるのは、民主主義の基本である。

 同様に、自分が払っている管理費や修繕積立金がどのように使われるのかについて、区分所有者は関心を持つべきだ。だから、マンション管理とは政治なのである。

 政治を担う市区町村や特別区は、集められた税金をどのように使うかを議会の承認のもとに決める。そこには当然のように利権が発生する。権限のある者が自分の息のかかった業者に公共事業を発注し、裏でキックバックをもらえば汚職。露見すれば、逮捕されて罰せられる。

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう

関連ニュース