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【オトナの社会科見学】展示物で一番の人気!懐かしい「おかず入れ」に再会できる『昭和のくらし博物館』

 東急池上線の久が原駅から10分ほどで着くのが「昭和のくらし博物館」。昔のままの路地の先を通り抜けて見える入り口は、タイムトンネルを抜ける感覚だ。

 昭和26(1951)年に建てられ、生活史研究家の小泉和子氏の家族が45年間暮らした住宅を、庶民の暮らしの資料として公開した。茶の間や台所から縁側まで当時のまま残され、外部から寄贈された展示物も多い。

 茶の間で見つけ、「懐かしい!」と叫んでしまったのが、かつて弁当箱とともに遠足に持って行ったおかず入れ。両側にパッキンがあり、蓋がきっちり締まり、中のつゆも漏れない。学芸員の小林こずえさんも「展示物で一番の人気です」と証言する。

 現在「楽しき哀しき昭和の子ども」企画展も開催中(2019年3月31日まで)。紙風船や樟脳船から、ひもで飛ばすベビーヘリコプターまで、あの頃遊んだ記憶が蘇る品々が勢ぞろい。子供部屋には昭和30年代中頃の小学生の女の子がつけていた日記もある。

 中を開くと「渋谷の東横劇場に影絵を見に行った」「としまえんで白馬に乗った」など筆者も経験したのと似た幼少期が描かれる。百貨店と遊園地が憧れの的だった頃だ。(矢吹博志)

 ■「昭和のくらし博物館」(東京都大田区南久が原2の26の19、(電)03・3750・1808)金・土・日曜日・祝日開館、年末年始休館 10~17時 大人500円、小学生~高校生300円。

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