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【新・兜町INSIDE】11月7日、「1年で最も株価が下がりやすい」理由 ヘッジファンドなど季節に原因

 11月7日は1年で最も株価が下がりやすい日のようだ。戦後の東証再開以来、日経平均株価の騰落は17勝38敗と、7割の確率で日経平均が下落していた。日経平均の終値が3分の2を超える確率で下げるのは、この1日しかない。

 この種の季節習性はアノマリーとも呼ばれ、証券ディーラーなどプロも気にとめているほど。多くの投資家が意識することで、偶然の積み重ねが「法則」になってしまった可能性もある。

 株安の理由として市場で語られるのがヘッジファンドの売り。12月期末制で運用する米国系ヘッジファンドは解約の締め切りが11月中旬とされる。このほか、米国で例年11月になるとクリスマス商戦を前に物価上昇が警戒され、株式の大敵である金利上昇観測が強まるためとの見方もある。

 10月初頭からの株価上昇は欧州機関投資家など海外勢が主導。国内は個人、法人ともに株高に乗れなかった投資家が多い。「多少の株安ならば、買い手が増えるので、むしろ大歓迎」(大手証券)というのが、証券業界の本音なのかもしれない。

 【2017年11月1日発行紙面から】

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