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【新・兜町INSIDE】GDP成長率4%は幻に終わりそう… 響いた民間設備投資の伸び悩み

 内閣府が8日朝、4~6月期の国内総生産(GDP)の改定値を発表する。8月14日発表の速報値は年率4%の高成長だったが、設備投資の不振で年率2%台後半への下方修正が予想される。もっとも、米トランプ政権の不安定化や北朝鮮リスクで円高圧力が高まっており、GDPの下方修正は円買いの勢いを弱めそうだ。

 主要シンクタンクのGDP成長率予想は年率2・0%(三菱総合研究所)~3・2%(野村証券金融経済研究所)。ばらつきはあるが、いずれも速報値を下回っており、4%成長は幻に終わりそうだ。民間設備投資の伸び悩みが響くとみられる。

 ただ、政府が推計する日本の潜在成長率は上回る見通しだ。2%台後半の経済成長となれば、デフレ再燃につながる円高を招かない程度に経済の立て直しが順調に進んでいることになる。このため、日銀関係者は「GDPが下方修正されても、日本経済について悲観することはない。現実には考えにくいが、4%から上方修正されて一時的に円高になる方がデメリットは大きい」と話している。

 【2017年9月6日発行紙面から】

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