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【今日から始める10万円株】北ミサイル問題でサイバーセキュリティー関連に脚光「セキュアヴェイル」「ITbook」

 北朝鮮が6度目の核実験を実施、「大陸間弾道ミサイル(ICBM)に搭載可能な水爆実験を成功させた」と報じた問題で、米軍の軍事行動の可能性が高まっている。

 核実験の翌日(4日)、週明けの東京株式市場では、北朝鮮リスクの高まりを受けて幅広い銘柄に売りが波及した。一方、石川製作所(6208)や細矢火工(4274)といった防衛関連の一角が人気化した。

 「北朝鮮リスクが高まると石川製作所が無条件に買われていますが、同社は海の機雷を手掛ける会社。朝鮮半島の有事との関係はそれほど深くないのではないでしょうか。それよりも現実的なのは、サイバー攻撃。今回もそれほど反応していませんが、サイバー攻撃に対する備えは今後、世界的なテーマとなるに違いありません」とは、金融情報会社の社長。

 株式市場でサイバーセキュリティーといえば、FFRI(3692)やデジタルアーツ(2326)といった銘柄が代表的だが、どちらも株価は高い。しかし、探せば10万円で購入できる関連銘柄もある。今回はサイバーセキュリティー関連の10万円株を紹介しよう。

 まずは、ジャスダックのセキュアヴェイル(3042)。同社はセキュリティー運用監視サービスを手掛けており、有人による24時間体制での監視に強みがある。世界的にサイバー攻撃による脅威が高まっており、これを追い風に業績も伸長している。9月4日時点の株価は695円(100株単位)。ちなみに、今回の北朝鮮リスクにはまったく反応していない。

 一方、官公庁向けを主体にITコンサルティングや技術者の派遣を行っているのがマザーズのITbook(3742)。同社も収益は確実に伸びているが、株価の推移はイマイチ。9月4日時点の株価は518円(100株単位)。年初来安値の水準でもみ合っている。

 最後は、ウイルス対策ソフトなどを手掛ける東証1部のソースネクスト(4344)。足元の業績も好調で今期は増配も視野に入っている。株価(9月4日)は507円(100株単位)。こちらも安値圏で推移中だ。

 北朝鮮リスクにかかわらず、サイバーセキュリティーは東京五輪に向けて大きなテーマ。引き続き、要注目だ。(三枝裕介)

 【2017年9月6日発行紙面から】

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