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【ぴいぷる】「人間、誰しもちょぼちょぼ」ライフネット生命創業者・出口治明さん、執着しない生き方 会長を突然退任の真相は… (1/2ページ)

 人の生き方はさまざまだが、この人のように肩の力を抜いて軽々と生きられたら-。そううらやむ人も少なくないはずだ。

 日本最大手の生命保険会社を還暦目前にあっさり退社し、ベンチャー生保を旗揚げ。軌道に乗せ、社長、会長となって10年。さあこれからという今年6月、これまたあっさり身を引き、周囲を驚かせた。

 一体どうして…。

 「ライフネット生命を立ち上げて10年、年齢も数えで70歳です。今年の正月に、さてどうしようかと。かねがね経営は10年単位ぐらいで変わったほうがいいと考えていました。ただライフネット生命の契約者は30歳代が中心。だとしたら次の10年を任せる人は60代や50代だと、契約者も安心しないでしょう。私が退いた後は、30代の新任取締役2人が経営を引っ張っています。契約者も、30代の経営者なら『次代にあったやり方で一生懸命やってくれる』と思い安心してもらえると思ったわけです」

 博識でキレ者。業界屈指の論客で、“文春砲”でならす週刊文春に日本史を解説するページを持つ。本を出せば必ずヒットし、著作のジャンルも『生命保険入門 新版』(岩波書店)から『教養は児童書で学べ』(光文社)と幅広い。

 この異才、仕事に生活に執着しない生き方を貫いてきた。

 「ぼくにはもともと人生設計などないんです。大前提として、人間、誰しもちょぼちょぼや、ポンコツやと思っている。そんな人間が人生設計など持ったところでろくなことになりません。人間の営みの全ては脳がコントロールしています。しかし脳の活動の中で、意識として知覚されている部分は全体のごくわずか。そのわずかな部分で必死に考えた将来の設計図を前提に、一歩一歩キャリアを積み上げていくような生き方はつまらない」

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