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【新車毒味】「スズキに本格ハイブリッドを!」で登場 トヨタとは違う待望のマニアック度、MT感覚の走行が楽しめる

★スズキ・スイフト・ハイブリッド

 突如、スズキらしくニッチでマニアックな新型ハイブリッドが追加された。その名もスイフト・ハイブリッド!

 今までも今春登場の新型コンパクトカー、スイフトにはモーター出力わずか3馬力ちょいのマイルドハイブリッドが存在していた。モード燃費は最良27・4km/Lで、1・2Lエンジンカーとして少しエコな上、価格も安めだったが、モーター単独で走るEV走行は無理だったし、ここ数年大人気のモード燃費30km/L台のトヨタや日産のハイブリッド勢にはかなわなかった。

 そこでスズキも本格ハイブリッドを!と今回登場したわけだがやっぱりニッチ。モーター出力は13・6馬力とアクアの4分の1程度しかないしバッテリーも小さめで、EV走行はわずか数秒。それも本当にゆっくり発進した時や、街中をゆったり流して走る時のみ、それが可能。

 加えて、組み合わされるギアボックスが5速MTベースのAGSなので加速中にどうしてもギクシャクが残る。もちろんそこを打ち消す新型ハイブリッドなのだが、それでもクセは少し残る。

 今回小沢も乗ってみたが、イグニッションを入れるたびにエンジンがかかってしまい、EV感は薄め。ただし発進、そのほかで、時折独特のモーターアシストを感じ、通常の91psの1・2Lエンジン以上に加速するし、何よりエンジンとモーターがモワーっと繋がる曖昧なトヨタ流ハイブリッドとは違ったMT感覚のハイブリッド走行が楽しめる。

 一方、モード燃費は32km/Lと頑張っているが、トヨタ・アクアやホンダ・フィットにはかなわないし、お値段も166万円台からと微妙に安め。正直これぞ!という絶対的魅力はないわけで、スズキのクルマはやはりどこまでいってもマニアックだ。(自動車ジャーナリスト・小沢コージ)

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