記事詳細

【株式フジ】勘違い生みやすい「目立たない活況」 日経平均株価の上値は重いが… (1/2ページ)

 「株価を見る」というと、個人投資家の場合、やはり日経平均株価の推移をウオッチすることが中心になっています。ただ、株価指数はその構成要因によって、必ず市場の動きを反映しているとは限りません。日経平均株価については「ファーストリテイリング」、「ソフトバンクグループ」、「ファナック」をはじめとする値がさ株の動きに大きく影響されます。このことは日経平均株価の欠陥というよりも、株価指数とはそういうものだと理解したほうがいいでしょう。

 実は今、東京市場では非常に興味深い現象があります。それは日経平均株価の上値は重いものの、連日のように年初来高値を更新する銘柄が多いというものです。東証全体では日々100銘柄どころか200銘柄を超えることもあります。この側面から“株価を見る”と、相当な活況局面と判断できるのです。「日経平均の動きは重いが、かなり活況だ」などというと疑問視されるかもしれませんが、本当にその様相が続いているのです。

 つまり、指数寄与度が高くない銘柄が買われているということです。それらがどんなに買われても日経平均株価への寄与は軽微です。上の3つの値がさ株が買われると日経平均株価は目立った上昇をするものの、小型株で、マイナー株で、いまひとつ流動性が高くない銘柄がどれだけ買われても、その様子は認識されにくいのです。相場の活況にもさまざまなパターンがあり、足元は、その中でも格段に勘違いを生みやすい「目立たない活況」だということです。

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう